“昇(あ)” の例文
右大臣久我(こが)長通が、すすんで彼へ辞令をさずけた。先の位記(いき)を一階昇(あ)げ、あわせて武蔵守、鎮守府将軍に任ず、という朝命だった。
その代り月給も昇(あ)げてくれないが、いくら月給を昇げてくれてもこういう取扱を変じて万事営業本位だけで作物の性質や分量を指定されてはそれこそ大いに困るのであります。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それかあらぬか、いちばい尊氏に優遇の実をしめされ、まもなく彼を参議(さんぎ)に昇(あ)げられた。そして季節は中秋九月に入っていた。