“慾心”の読み方と例文
読み方割合
よくしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併(しか)しながら、白状(はくじやう)する。此時代(このじだい)には、研究(けんきう)は第(だい)四か第(だい)五位(ゐ)で、第(だい)三は好奇心(かうきしん)であつた。第(だい)二は弄古的(ろうこてき)慾心(よくしん)?であつた。第(だい)一は實(じつ)に運動(うんどう)の目的(もくてき)であつた。
「いや、燻製肉の代償(だいしょう)を欲しているわけでもない。慾心(よくしん)で、それを造ってあげようというのではない」
矢庭(やには)に引捕(ひつとら)へて官(くわん)に訴(うつた)へると二の句(く)もなく伏罪(ふくざい)したので、石の在所(ありか)も判明(はんめい)した。官吏(やくにん)は直(す)ぐ石を取寄(とりよ)せて一見すると、これ亦た忽(たちま)ち慾心(よくしん)を起(おこ)し、これは官(くわん)に没收(ぼつしう)するぞと嚴(おごそ)かに言(い)ひ渡(わた)した。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)