“心魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんこん85.7%
こころ7.1%
こころだましい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとき緻精(ちせい)巧妙を極めし函なるがゆえに、この木函作製のためには、クレテ以下六人の工人が昼夜兼行、その心魂(しんこん)の限りを尽しつつ
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
心魂(こころ)も今は空になり、其処(そこ)か此処(ここ)かと求食(あさ)るほどに、小笹(おざさ)一叢(ひとむら)茂れる中に、漸(ようや)く見当る鼠の天麩羅(てんぷら)。得たりと飛び付き咬(く)はんとすれば、忽ち発止(ぱっし)と物音して、その身の頸(くび)は物に縛(し)められぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
其の白妙が、めされて都に上(のぼ)ると言ふ、都鳥の白粉(おしろい)の胸に、ふつくりと心魂(こころだましい)を籠(こ)めて、肩も身も翼に入れて憧憬(あこが)れる……其の都鳥ぢや。何と、遁(に)げる処(どころ)ではあるまい。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)