“寡勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぜい60.0%
かせい40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こちらは寡勢(かぜい)(兵(へい)の少(すく)ないこと)で、敵(てき)のほうは大部隊(だいぶたい)であるうえに、敵(てき)の拠点(きょてん)(よりどころ)でもあったから、打(う)ち出(だ)すたまは、さながら雨(あめ)の降(ふ)るように集注(しゅうちゅう)されました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
前夜その疑いを単于が幹部の諸将に洩(も)らして事を計ったところ、結局、そういう疑いも確かにありうるが、ともかくも、単于自ら数万騎を率いて漢の寡勢(かぜい)を滅しえぬとあっては
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そして前と比較にならない寡勢(かせい)をもって、三木城の正面、平井山にその長囲態勢(たいせい)の本営をおいた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここの寡勢(かせい)、いかに中川殿が勇猛なりとも、所詮(しょせん)、支(ささ)えはならぬこと、——無念には候えど、疾(と)く疾くお退きあって、他の味方内へ、お纏(まと)まりあるようにとの、お心遣いにござりますが……
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)