“寡欲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かよく80.0%
クワヨク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その寡欲(かよく)と、正直と、おまけに客を愛するかみさんの侠気(きょうき)とから、半蔵のような旅の者でもこの家を離れる気にならない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
人間は寡欲(かよく)で恬淡(てんたん)で、時には途方もない物堅い人間が生存していたに違いない、随分苦しい生活であったが、猫の蚤(のみ)を捕えても暮しが立ち、耳の穴を掃除しても三度の飯にありついたのである。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
民政ノ要ハ、寡欲(クワヨク)公平ニアリ。——北条氏モ中興ノ主(シユ)ハ、自ラ質粗ト武朴(ブボク)ヲ守リ、官ハ従四位ヨリ以上ヲ望マズ、領ハ武蔵、相模ノ二国ニ限リ、唯、努メテ北人固有ノ剛健ニ恃(タノ)ム。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)