“寛政”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんせい89.5%
くわんせい10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のこのこと床から這(は)い出した歌麿は、手近の袋戸棚を開(あ)けると、そこから、寛政(かんせい)六年に出版した「北国五色墨(ほっこくごしきずみ)」の一枚を抜き出した。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
これは寛政(かんせい)御改革のみぎり山東庵京伝(さんとうあんきょうでん)が黄表紙御法度(きびょうしごはっと)の御触(おふれ)を破ったため五十日の手鎖(てぐさり)、版元蔦屋(つたや)は身代半減(しんだいはんげん)という憂目(うきめ)を見た事なぞ
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
其(そ)の年(とし)寛政(くわんせい)十年(ねん)、押詰(おしつま)つて師走(しはす)の幾日(いくにち)かは當邸(たうてい)の御前(ごぜん)服部式部(はつとりしきぶ)どの誕生日(たんじやうび)とあつて、邸中(やしきぢう)が、とり/″\其(そ)の支度(したく)に急(いそ)がしく何(なん)となく祭(まつり)が近(ちかづ)いたやうにさゞめき立(た)つ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
文身(ほりもの)といふのは、もとは罪人の入墨(いれずみ)から起つたとも、野蠻人(やばんじん)の猛獸脅(まうじうおど)しから起つたとも言ひますが、これが盛んになつたのは、元祿(げんろく)以後、特に實暦(はうれき)、明和、寛政(くわんせい)と加速度で發達したもので