“子(つ)” の例文
「それにしても、娘(あま)つ子(つ)はあの死骸を何うしたであらう。村では、あの娘つ子の手に其死骸のある中は、寺には決して葬らせぬと言つて居つたが……」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
あの娘(あま)つ子(つ)が引取つて行つたけれど、村では誰も構ひ手が無し、遠い親類筋のものは少しはあるが、皆な村を憚(はゞか)つて、世話を為(し)ようと言ふものが無えので、娘(あま)つ子(つ)非常に困つて居たといふ事です……。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)