“嬖妾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもひもの50.0%
へいしょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戀(こひ)しい、懷(なつか)しい、ヂュリエット、何(なん)として今尚(いまな)ほ斯(か)うも艶麗(あてやか)ぢゃ? 若(も)しや形(かたち)のない死神(しにがみ)が卿(そなた)の色香(いろか)に迷(まよ)うて、あの骨(ほね)ばかりの怪物(くわいぶつ)めが、己(おの)が嬖妾(おもひもの)にしようために
察するところ、三十人もの嬖妾(へいしょう)が互にアラ捜(さが)しをし合っている奥御殿のことであるから、親子は人に後指(うしろゆび)をさゝれないように、殊更睦じい様子を見せもしたのであろう。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)