“塲(ば)” の例文
非常(ひじやう)に變(へん)な心地(こゝち)がしたので、寧(むし)ろ此(この)塲(ば)を立去(たちさ)らんと、春枝夫人(はるえふじん)を見返(みか)へると、夫人(ふじん)も今(いま)の有樣(ありさま)と古風(こふう)なる英國人(エイこくじん)の獨言(ひとりごと)には幾分(いくぶん)か不快(ふくわい)を感(かん)じたと見(み)へ
貴郎(あなた)は私(わたし)をいぢめ出(だ)さうと爲(な)さるので御座(ござ)んすか、私(わたし)が身(み)はそも/\から貴郎(あなた)に上(あ)げた物(もの)なれば、憎(に)くゝば打(う)つて下(くだ)され、殺(ころ)して下(くだ)され、此處(こゝ)を死(し)に塲(ば)に來(き)た私(わたし)なれば、殺(ころ)されても此處(こゝ)は退(の)きませぬ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼(かれ)を此(この)塲(ば)に捕(とら)へ居(を)るが如(ごと)くいとゞ立去(たちさ)り兼(か)ねて見(み)へた。