“喫驚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びっくり64.7%
びつくり25.7%
きっきょう4.4%
びっく2.2%
びツくり0.7%
きつきやう0.7%
きつきよう0.7%
びつく0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は岡田夫婦といっしょに停車場(ステーション)に行った。三人で汽車を待ち合わしている間に岡田は、「どうです。二郎さん喫驚(びっくり)したでしょう」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『何(な)んぼ何(な)んでも、不意に二人でいんだら、家(うち)で喫驚(びつくり)しますがな。』と、お光は自家(うち)へ小池を伴なつて歸るのを澁(しぶ)る樣子であつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
その時の喫驚(きっきょう)御察しくださるべく候。⦅中略⦆おおいをとり申し候えば、色蒼(あお)ざめ、きびしく歯をくいしばり居申し候。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
細川が入って来ても頭(かしら)を上げないので、愈々訝(いぶ)かしく能(よ)く見ると蒼(あお)ざめた頬(ほお)に涙が流れているのが洋燈(ランプ)の光にありありと解(わか)る。校長は喫驚(びっく)りして
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『喫驚(びツくり)して人(ひと)の見境(みさかひ)もないんだわ!だけど、扇子(せんす)と手套(てぶくろ)は持(も)つて來(き)てやつた方(はう)が可(い)いわ——さうよ、若(も)し有(あ)つたら』云(い)ひ終(をは)ると同時(どうじ)に小綺麗(こぎれい)な小(ちひ)さな家(うち)へ來(き)て居(ゐ)ました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
自分は飛び上る程喫驚(きつきやう)した。ああ、あの赤児は、つぶされて死んだのではあるまいか。…………(以下続出)
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「またそんなことをしてゐると眠くなつて了ふぜ。」さう云ふ母の声で喫驚(びつく)りした彼は
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)