“咄喊”の読み方と例文
読み方割合
とっかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもこの戦争の影とも見るべき一片の周囲を繞(めぐ)る者は万歳と云う歓呼の声である。この声がすなわち満洲の野(や)に起った咄喊(とっかん)の反響である。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その代り木唄——さっきは木唄と云った。しかしこの時、彼らの揚げた声は、木唄と云わんよりはむしろ浪花節(なにわぶし)で咄喊(とっかん)するような稀代(きたい)な調子であった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
実に今回のバッタ事件及び咄喊(とっかん)事件は吾々(われわれ)心ある職員をして、ひそかに吾(わが)校将来の前途(ぜんと)に危惧(きぐ)の念を抱(いだ)かしむるに足る珍事(ちんじ)でありまして、吾々職員たるものはこの際奮(ふる)って自ら省りみて
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)