“参(ま)” の例文
旧字:參
今日持って参(ま)いった賭博(ばくち)の資金(もとで)は各自(めいめい)に相違なく返し遣わすのみならず、賃銀は望みに任するであろう。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうすると嫁に参(ま)いって三日目にたった一人の下女が急に病気になって宿へ下がりました。良人(やど)は社へ出て不在(るす)ですし、晩になっても御飯の副食物(おかず)を拵(こし)らえる事が出来ません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
すると長助が座敷の掛物を片附けて、道具棚の方へ廻って参(ま)いりました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
秩父宮召したまふなりあなかしこ麻布第三聯隊に参(ま)ゐのぼる我は
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天そそる不二をまともに我が見るとこの高殿に参(ま)ゐのぼり見る
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
参(ま)いらせられてしまいました。
大船の心たのめて三保が崎君が御殿(みとの)に参(ま)ゐ出(で)来にけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
呼べ……すぐに参(ま)いれと申せ
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)