“出店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でみせ81.8%
でだな18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下谷(したや)團子坂(だんござか)の出店(でみせ)なり。夏(なつ)は屋根(やね)の上(うへ)に柱(はしら)を建(た)て、席(むしろ)を敷(し)きて客(きやく)を招(せう)ず。時々(とき/″\)夕立(ゆふだち)に蕎麥(そば)を攫(さら)はる、とおまけを謂(い)はねば不思議(ふしぎ)にならず。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
茲(こゝ)に享保年間下總國(しもふさのくに)古河(こが)の城下に穀物屋吉右衞門(こくものやきちゑもん)と云者(いふもの)あり所に双(なら)びなき豪家(がうか)にて江戸表(えどおもて)にも出店(でみせ)十三軒(げん)ありて何れも地面(ぢめん)土藏共(どざうども)十三ヶ所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
所持なし出店(でだな)親類又は番頭若い者に至る迄大勢召仕ひ豐(ゆたか)に世を送(おく)りけるが一人の悴(せがれ)吉之助とて今年(ことし)十九歳人品(じんぴん)能(よき)生(うま)れにて父母の寵愛(ちようあい)限(かぎ)りなく然(さ)れども田舍(ゐなか)の事なれば遊藝(いうげい)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
長野に興業館といふ東京の山師の出店(でだな)見ていなものを押立(おつた)てて、薬材(くすり)で染物のう御始(おつぱじ)めるつて言つて、何も知らねえ村の者を騙(だま)くらかして、何でもはア五六千円も集めただア。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)