“凭(か)” の例文
「博勞(ばくらう)うまく練(ね)れねえ樣(やう)だな、ようしそんぢや俺(お)れ一つ打(ぶ)つてやんべ」二人(ふたり)が戯談交(じやうだんまじ)りに劇(はげ)しく惡口(あくこう)を云(い)つて居(ゐ)るとふと側(そば)から凭(か)ういつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼の手足は頭脳(あたま)の中で考えたように動かなかった。時々彼はウンと腰を延ばして、土の着いた重い鍬に身体を持たせ凭(か)けて、青い空気を呼吸した。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)