“冒(お)” の例文
非我のうちに酒と云うものがあって、その酒が、ある因縁(いんねん)で、外から飛び込んで来て、我を冒(お)かした、もしくは我が冒されたと承知するのであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この神聖なる疾に冒(お)かされる時、あるいはその少し前に、ドストイェフスキーは普通の人が大音楽を聞いて始めて到(いた)り得るような一種微妙の快感に支配されたそうである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)