“倚(か)” の例文
「どうか一つ。私もこの年になって倚(か)かる子はなし、依怙(たより)にするのは貴方(あなた)一人なんだから」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから診察室へ歸ると、兩方の目へ注(さ)し藥をされて、目の内側の角をどちらとも人差指で押へさせられつゝ、ソーフアに倚(か)けて、さうしたまゝ少らくじつとしてゐなければならなかつた。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)