“依(な)” の例文
静坐稍(やゝ)久し、無言の妙漸く熟す。暗寂の好味将(まさ)に佳境に進まんとする時、破笠弊衣の一老叟(らうそう)わが前に顕はれぬ。われ依(な)ほ無言なり。彼も唇を結びて物言はず。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)