“事前”の読み方と例文
読み方割合
じぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに彼ら閣臣の輩(やから)は事前(じぜん)にその企を萌(きざ)すに由(よし)なからしむるほどの遠見と憂国の誠もなく、事後に局面を急転せしむる機智親切もなく
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
津田の頭に二つのものが相継(あいつ)いで閃(ひら)めいた。一つはこれからここへ来るその吉川夫人を旨(うま)く取扱わなければならないという事前(じぜん)の暗示(あんじ)であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それでこの上海(シャンハイ)へ、憂鬱(ゆううつ)な胸を抱いて、なにか気分をほぐすものはないかと、遊びに来られたのですが、私は、博士を御紹介するのがよいと思ったので、実は、ロッセ氏には事前(じぜん)に何にも申さないで