“わづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワヅ
語句割合
僅64.0%
纔18.9%
煩8.1%
患6.3%
勞0.9%
病0.9%
累0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申述(のべ)ければ後藤は否々(いや/\)其樣に禮を云ふには及ばず夫よりは先(まづ)貴殿の疵所(きずしよ)の手當(てあて)致されよと申に後藤は某の疵は僅(わづ)かばかりなりと云ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この混沌たる暗黒時代に一縷の光明を与ふるものは僕等の先達並びに民間の学者の纔(わづ)かに燈心を加へ来れる二千年来の常夜燈あるのみ。
彼は、控へ目な、何かに心を奪はれてゐるやうな、何かを思ひ煩(わづ)らつてさへゐるやうな性質の人なのであつた。
……そいでもあいつ負け惜しみの強いやつや、母者人(はやひと)が心配して患(わづ)ろてる枕元で、青六に借錢の抵當に取られるより、川に取られた方がえゝ吐かしてけつかつた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
古の人曰へらく、人は神と財とに兼ね事(つか)ふること能はず。されば生命の爲に何を食ひ、何を飮み、また身體の爲に何を衣(き)むと思ひ勞(わづ)らふ勿れ。
美的生活を論ず (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「大野町の大野屋といふ材木商だ、そんときはお前のお母は病(わづ)らつて臥てゐた、さうだな三年くらゐ臥てゐただらう。」
命 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
では、如何(いか)に讀(よ)んだらいゝかと言(い)へば、これも、多少(たせう)人(ひと)に依(よ)つて違(ちが)ふかも知(し)れないが、兎(と)に角(かく)、何者(なにもの)にも累(わづ)らはされずに、正直(しやうぢき)な態度(たいど)で讀(よ)むがいゝ。
読書の態度 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)