“むろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムロ
語句割合
室72.9%
牟婁10.4%
榁4.2%
温室3.1%
暖室2.1%
無漏2.1%
窟1.0%
土窟1.0%
牟呂1.0%
空1.0%
窖1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
須走(すばしり)口に下山、第二回は吉田口から五合目まで馬で行き、そこの室(むろ)に一泊、御中道を北から南へと逆廻(ぎゃくまわ)りして、御殿場に下りた。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
和歌山県西牟婁(むろ)郡和深(わぶか)村江田では、地震の直前に潮岬方向の海中から赤い火の玉が飛び出したのを見たものがあった(中央気象台、南海道大地震調査概報)。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
西村の家は和泉(いずみ)というところにあった。長屋門をめぐらせたかなり広い屋敷で、門をはいると前庭があり、枝ぶりのよい榁(むろ)の木が六七本、高雅な配置で植わっていた。
日本婦道記:糸車 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
腰ひくき浜のガイドが襟にさす温室(むろ)咲きの花の色の赤さよ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
父(ちゝ)と兄(あに)の如きは、此自己にのみ幸福なる偶然を、人為的に且政略的に、暖室(むろ)を造つて、拵(こしら)え上(あ)げたんだらうと代助は鑑定してゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
法味を永遠に楽ませ玉へ、と思入つて諫めたてまつれば、院の御霊は雲間に響く御声してから/\と異様(ことやう)に笑はせ玉ひ、おろかや解脱の法を説くとも、仏も今は朕(わ)が敵(あだ)なり、涅槃(ねはん)も無漏(むろ)も肯(うけが)はじ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
村人は地窟(むろ)の中で、藁細工に長い冬の日を送つてゐたのが、今こそ出るべき時が來たとやうに、身仕度をして野良仕事に出掛けるのである。
山岳美観:02 山岳美観 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
地窟(むろ)を出た村人は、麓の松林で、終日斧を振つてゐるが、焚火の周圍へ集つて、煙草を喫みながら、折々笑ひ話をしてゐる。焚火の細い煙は、太い赤松の幹をめぐつて登る。
山岳美観:02 山岳美観 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
冷たき土窟(むろ)に釀(かも)されて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
竹千代不遇であって、始めは、渥美郡牟呂(むろ)村千石の地しか与えられず、家臣を充分に養う事にさえ苦しんだ。鳥居伊賀守忠吉は自らの財を多く松平家の為に費したとさえ伝えられている。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
うつ空(むろ)の墓のしづけさ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
窖(むろ)に隱れてあるべきを
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)