“ども”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ドモ
語句割合
吃75.8%
共13.6%
供2.5%
輩1.3%
吶1.3%
等1.3%
訥1.3%
雖1.3%
度盛0.8%
友0.4%
唖0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶子が夜叉のように叫ぶのに応じ、佐治平が動顛して吃(ども)りながら答え、民弥が苦痛を顔に現わし、部屋中をグルグル歩き廻っている。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其事の始末は、鬼の為に誘はれ、近く候山々経歴し見候(みそうろう)。此外(このほか)二三人失せし者をも承(うけたまわ)り候へ共(ども)、それらは某見候者にも無く候。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
せず用向の外は立入ことなければ當時の役人供(ども)傳吉は行屆ぬ者と思ひしより遂(つひ)に憑司の方を贔屓になしけるが然とて傳吉に落度(おちど)もなく別に咎(とが)むべき筋もなければ其儘(まゝ)になし置を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
武裝(ぶさう)せる幾多(いくた)の海賊(かいぞく)輩(ども)は手(て)に/\劔戟(けんげき)を振翳(ふりかざ)しつゝ、彼方(かなた)の甲板(かんぱん)から此方(こなた)へ乘移(のりうつ)り、互(たがひ)に血汐(ちしほ)を流(なが)して勝敗(しようはい)を爭(あらそ)ふのであるから、海賊(かいぞく)勝(か)てば其後(そのゝち)の悲慘(ひさん)なる光景(くわうけい)は言(い)ふ迄(まで)もないが
彼は四十五、六歳の、いかにも質朴らしい男で、日に焼けている頬をいよいよ赧(あか)らめながら、この不慮の出来事に就いて自分はまったくなんにも知らないと吶(ども)りながらに釈明した。
深見夫人の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「丁度宅から人が参りましてございますから、甚(はなは)だ勝手がましうございますが、私等(ども)はこれから宿へ帰りますでございますから、いづれ後程伺ひに出ますでございますが……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
子貢は、とうとうたまりかねたように膝を乗り出して、訥(ども)りながら云った。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
本より、文学の事業なることは釈義といふ利刀を仮り来らずとも分明なることにして、文学が人生に渉るものなることは何人といへ雖(ども)、之を疑はぬなるべし。
電灯が故障のために来(こ)ないので、室内には二本の蝋燭(ろうそく)が風にあおられながら、薄暗くともっていた。熱度を計った医員は一度一度そのそばまで行って、目をそばめながら度盛(ども)りを見た。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
わがとも友(ども)とめでよ人々
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
留守におとずれた客と見て、かの女はすぐ被衣(かつぎ)を脱(と)って礼をした。黒髪やら、たもとやらに、焚(た)きこめてある香(こう)のふくよかな気(け)が清盛のあいさつをひどく唖(ども)らせた。渡は、妻をひきあわせて