“こぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漕66.7%
古愚33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百樹(もゝき)曰、余(よ)北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人家僕(かぼく)に命(めい)じて雪を漕(こぐ)形状(すがた)を見せらる、京水傍(かたはら)にありて此図を写(うつせ)り。穿物(はくもの)は、○橇(かんじき)○縋(すかり)なり。
百樹(もゝき)曰、余(よ)北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人家僕(かぼく)に命(めい)じて雪を漕(こぐ)形状(すがた)を見せらる、京水傍(かたはら)にありて此図を写(うつせ)り。穿物(はくもの)は、○橇(かんじき)○縋(すかり)なり。
いかんとなれば冬の雪はいかほどつもりても凝凍(こほりかたまる)ことなく、脆弱(やはらか)なる事淤泥(どろ)のごとし。故(かるがゆゑ)に冬の雪中は橇(かんじき)・縋(すかり)を穿(はき)て途(みち)を行(ゆく)。里言(りげん)には雪を漕(こぐ)といふ。
今空腹(すきはら)におよんで寒(さむさ)に堪(たへ)ず、かくては貴殿(おみさま)に伴(ともなひ)て雪を漕(こぐ)ことならず、さいぜんの話(はなし)におみさまの懐(ふところ)に弁当(べんたう)ありときゝぬ、夫(それ)を我に与(あた)へたまふまじきや、惟(たゞ)には貰(もら)ふまじ、こゝに銭六百あり
其二は牧唯助(まきたゞすけ)である。「むかしの臼杵直卿也」と註してある。五山堂詩話の牧古愚(こぐ)字(あざな)は直卿(ちよくけい)、号は黙庵が、茶山集の臼杵直卿(うすきちよくけい)と同人であつたことが、此文に由つて証せられる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)