“鰈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれい82.4%
かれひ7.8%
がれい5.9%
ひらめ2.0%
まこ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どれも小さなほど愛らしく、器(うつわ)もいずれ可愛(かわい)いのほど風情(ふぜい)があって、その鯛(たい)、鰈(かれい)の並んだ処(ところ)は、雛壇の奥さながら、竜宮を視(み)るおもい。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『近頃、わしの釣る鰈(かれひ)は全部真白だよ、この頃の海の水は非常にきれいになつた、それで鰈の奴も白くなつたのだらう——』
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
真っ暗な床の上に、乾(ほ)し鰈(がれい)のように、俯ッ伏(ぷ)していた郁次郎は、悪夢からさめたように、ふと、頭だけをもたげた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鯛(たい)や鰈(ひらめ)の煮肴(にざかな)を食うときに卵粒の多いのを見て今さらのごとくに驚くこともしばしばあるが、正月の儀式に用いるカズノコのごときも実は「ニシン」という魚の卵塊で、卵の粒の数が非常に多いから
生物学より見たる教育 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
あゝ、默(だま)り默(だま)り。——あの高橋(たかばし)を出(で)る汽船(きせん)は大變(たいへん)な混雜(こんざつ)ですとさ。——この四五年(しごねん)浦安(うらやす)の釣(つり)がさかつて、沙魚(はぜ)がわいた、鰈(まこ)が入(はひ)つたと、乘出(のりだ)すのが、押合(おしあひ)、へし合(あひ)。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)