“鬱気”のいろいろな読み方と例文
旧字:鬱氣
読み方割合
うっき57.1%
うつき28.6%
うちき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瀟々(しょうしょう)と外は間断なき雨の音だった。こんな時は鬱気(うっき)を退治して大いに快笑するに限ると、龐徳は友を引きとめて酒など出した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
井戸一帯に燐の粉が零(こぼ)れて、それに鬱気(うつき)を生じ、井戸の中、覆(ふた)の石、周りの土までが夜眼にも皓然(こうぜん)と輝き渡っていたその理を、彼は不幸にも弁(わきま)えなかったのだ。
(そうか。それは右門には、よい手鞠(てまり)が見つかったな。あれはちょうど、鬱気(うちき)な猫みたいに、いつも眸(ひとみ)が空虚(うつろ)な男だから——)
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)