“髭髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しぜん50.0%
ひげ33.3%
くちひげ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上ならず、馬の頭と髭髯(しぜん)面(めん)を被(おお)う堂々たるコロンブスの肖像とは、一見まるで比べ者にならんのである。かつ鉛筆の色はどんなに巧みに書いても到底チョークの色には及ばない。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「さやうでございますよ、年紀(としごろ)四十ばかりの蒙茸(むしやくしや)と髭髯(ひげ)の生(は)えた、身材(せい)の高い、剛(こは)い顔の、全(まる)で壮士みたやうな風体(ふうてい)をしてお在(いで)でした」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
修めて最早(もはや)卒業せんとせし頃(時に余が年二十三)余は巴里府(ぱりふ)プリンス街に下宿し居(い)たるが余が借れる間(ま)の隣の室(へや)に中肉中背にて髭髯(くちひげ)を小綺麗(こぎれい)に剃附(そりつけ)て容貌にも別に癖の無き一人の下宿人あり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)