“馬勒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばろく50.0%
くつわ25.0%
はみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る朝庭先へ出て、厩(うまや)の所で馬勒(ばろく)を直していると、いきなり彼女が耳門(くぐり)から駈け込んで来ました。跣足(はだし)で、下袴一枚の姿です。
女房ども (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
よっぽど悪戯がきいたと見え、汗ばんだ躯(からだ)がびくびく痙攣(ひきつ)りなかなか昂奮のおさまらぬ面持だった。馬勒(くつわ)がとれ、鞍(くら)もどこかへ落ちてしまっている。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)
首の鐙(あぶみ)ずりのところも、肉などはまるっきりなくなって、鞦(しりがい)がだらしなく後肢のほうへずりさがり、馬勒(はみ)の重さにも耐えないというように、いつも、がっくりと首をたれている。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)