“飯場”の読み方と例文
読み方割合
はんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう考えながら半丁ほどの路を降りて飯場(はんば)へ帰って、二階へ上がった。上がると案のじょう大勢囲炉裏(いろり)の傍(そば)に待ち構えている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
背から受ける夕日に、鶴尖(つるはし)やスコップをかついでいる姿が前の方に長く影をひいた。ちょうど飯場(はんば)へつく山を一つ廻りかけた時、後から馬の蹄(ひづめ)の音が聞えた。
人を殺す犬 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
その足で飯場(はんば)から酒を二升ばかり提(さ)げて来て、取りあえず冷(ひや)のまま茶碗を添えて皆の前に出した。すると又、それに連れて済まないというので、手に手に五合なり一升なり提げて来る者が出て来る。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)