“鋼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はがね88.9%
こう5.6%
あか1.9%
かね1.9%
ハガネ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘(さや)を払って、白い鋼(はがね)の色をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。
羅生門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
... 前にして、計算尺(けいさんじゃく)をひねりつつあり」とか「金博士、只今、バーミンガムの特殊鋼(とくしゅこう)工場へ、マンガン鋼(こう)五十トンの注文を発せり」
下げてきた鋼(あか)のやかんに一杯雪をつめて戻ってくると、祖母はそれをゆるい火の上にかけて、雪解の水をわかし、それで玉露をいれるのでした。
幻の園 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
鏡は丸い鋼(かね)の鏡——夏になるとよく磨師(とぎし)に磨かせてゐましたが、とにかく黒ずんだ、沈んだ顏が鏡の底の底の方に生氣なくうつるのでした。
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
唯一ナル生ノ切リ口ニ 鋼(ハガネ)ノゴトク手触レルデアラウ≫
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)