“酒(クシ)” の例文
このみ酒(キ)は、わがみ酒(キ)ならず。酒(クシ)の神、常世にいます、石(イハ)立たす少名御神の、神壽(カムホ)ぎ壽(ホ)ぎ狂ほし、豐壽(トヨホ)ぎ壽ぎ𢌞(モトホ)し、獻(マツ)り來しみ酒(キ)ぞ。涸(アサ)ず飮(ヲ)せ。ささ(仲哀記)
母(オモ)の乳汁(チシル)や貝殻がやけどを癒したのは、まじなひに籠りさうだが、実は、正当な薬物療法で、酒(クシ)を其最いやちこな効果を持つもの、と考へてゐた、くする(くす——くし)と言ふ行ひであつたと思ふ。
まじなひの一方面 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)