“遠浅”のいろいろな読み方と例文
旧字:遠淺
読み方割合
とおあさ90.0%
とほあさ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠浅(とおあさ)の砂浜が多く、短距離を航海しながら船を陸に上げて宿をとり、話がつけば暫(しば)らくの間、あがった処(ところ)に滞在することもできた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
沖はよく和(な)ぎて漣(さざなみ)の皺(しわ)もなく島山の黒き影に囲まれてその寂(しずか)なるは深山(みやま)の湖水かとも思わるるばかり、足もとまで月影澄み遠浅(とおあさ)の砂白く水底(みなそこ)に光れり。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
十年前よりか十倍もの都会の人が来て、遠浅(とほあさ)をぽちやぽちや掻濁してゐた。でも、この沿岸ではここは割合落着きの好い海水浴場であつた。明治屋の支店も未だここには出てゐなかつた。
青い風 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)