“辷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すべ97.6%
す2.2%
スリップ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し今日は雨で道が辷(すべ)って中々困難である。十五人は道ばたの丈長い萩叢や、菅原にその頭までが埋もれて体一面びしょ濡れである。
女子霧ヶ峰登山記 (新字新仮名) / 島木赤彦(著)
老医師の口から、ちょうど滑らかな物の上を水の玉が徐々に辷(す)べり落ちでもするかのようにいかにも流暢(りゅうちょう)に流れ出るのであった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
新聞記者にはペンの辷(スリップ)というものがある。時間と競争でやる仕事だから、推敲(すいこう)の遑(いとま)がない。時折飛んでもないヨタを書いてしまう。無意識不明を欠くなぞと念を入れるのも決して頭が悪いのではない。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)