“蹈(フ)” の例文
でもおまへさまは、尊い御(オン)神に仕へてゐる人だ。おれのからだに、触(サハ)つてはならない。そこに居るのだ。ぢつとそこに、蹈(フ)み止(トマ)つて居るのだ。——あゝおれは、死んでゐる。死んだ。殺されたのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
狭い廬の中を蹈(フ)んで廻つた。脇目からは、遶道(ネウダウ)する群れのやうに。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)