“蹄鉄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていてつ62.5%
かなぐつ16.7%
ひづめ8.3%
あしがね4.2%
かね4.2%
くつがね4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごくとしよりの馬などは、わざわざ蹄鉄(ていてつ)をはずされて、ぼろぼろなみだをこぼしながら、その大きな判をぱたっと証書に押したのだ。
フランドン農学校の豚 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ほんとに腕の達者な鍛冶屋でしたが! お蔭で今じゃもう、妾は馬車で出かける訳にもゆかないのですよ、馬の蹄鉄(かなぐつ)を打つ者がありませんのでね。
唄は直(じ)きに杜絶えた。と、道が登り坂になって、蹄鉄(ひづめ)のはげしく石に触れる音がする。馬子はぴしゃりぴしゃりと鞭をあてながら、尖(とんが)り声で馬を叱りとばしている。
乞食 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
暮の岨の雪踏み来る荷駄馬の蹄鉄(あしがね)に穿く大き草鞋(わらんぢ)
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
焼き鉄(がね)よはやるひづめに蹄鉄(かね)うつと己(し)が踝(くるぶし)も火もて焼きそね
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
前には、おれは片方の手で五哥(カペイカ)銅貨や馬の蹄鉄(くつがね)を折り曲げたり伸ばしたりすることだつて出来たのに、今ぢやあ炭の袋さへ担げないのだ。