“購(と)” の例文
何(なん)ともどうも恐入りました訳でござる然(しか)らば折角の思召(おぼしめし)ゆえ此の羽二重だけは頂戴致しますが、只今の身の上では斯様な結構な品を購(と)るわけには迚(とて)もまいりません
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「今夜は少しゆっくりしてもいいように、同宿の者へも頼んできた。晩(おそ)くなったら、ここで泊ってもいいのだ。これでひとつお酒を購(と)ってきてくれ」と、小平太は懐中(かいちゅう)から小粒を一つ出して渡した。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)