“豊麗”のいろいろな読み方と例文
旧字:豐麗
読み方割合
ほうれい90.0%
ふっくり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
床には、彼の風雅癖を思わせて、明人(みんびと)仇英(きゅうえい)の、豊麗(ほうれい)な孔雀(くじゃく)の、極彩色(ごくさいしき)大幅が掛けられ、わざと花を生けない花瓶は、宋(そう)代の磁だった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「当世顔は少し丸く」と西鶴(さいかく)が言った元禄の理想の豊麗(ほうれい)な丸顔に対して、文化文政が細面(ほそおもて)の瀟洒(しょうしゃ)を善(よ)しとしたことは、それを証している。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
頬の肉付は豊麗(ふっくり)として、眺め入ったような目元の愛くるしさ、口唇(くちびる)は動いて物を私語(ささや)くばかり、真に迫った半身の像は田舎写真師の技(わざ)では有ませんのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)