“謂(こ)” の例文
門内の群集を分けて車上の照子は、老婆の死骸に面(おもて)を背けつ、それより深川家の式台まで矢を射るごとく乗附けて、かねて別懇のなかといい、殊に心の急(せ)きたれば、案内も謂(こ)わで夫人の居間。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)