“詫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わ66.2%
わび24.7%
あやま4.3%
あや4.0%
かこ0.2%
ことわ0.2%
た0.2%
わぶ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まことに申しわけもございません、なんとお詫(わ)び申上げてよいやら、わたくし、こうしておりますのもお恥ずかしゅうございます」
日本婦道記:萱笠 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
足りなければ何回でもお詫(わび)します。しかしあんなことのために全然愛想づかしをして、前々からの手紙まで取り返すというのは酷(ひど)い。
ふみたば (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
私が悪いことと知りながらした罪に就(つ)いて、また可(か)なり大きい後悔をしないでは居られませんでした。お歌ちやんに詫(あやま)りますと
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
今日は大森君に詫(あや)まるためにわざわざ出かけた次第ではありませんけれども、ついでだからみんなのいる前で、謝罪しておくのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
詫(かこ)ち爰(こゝ)の身代にて八十兩位は我が百文の錢程にも思ふまじ何事も御主人の爲と思ひ那(あの)金八十兩を盜取(ぬすみとら)んと喜八が不※(ふと)胸(むね)に浮(うか)みしは是(これ)災難(さいなん)の基(もとゐ)なり夫より喜八は質物を我家(わがや)へ持歸(もちかへ)りて吉之助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「えらい御返事が遅うなって済まんさかい、ようお詫(ことわ)りをいうておくれやすいうて、あの娘(こ)がいうていました」母親は、門口の、頭のうえを照らしている電燈の蔭(かげ)に身を隠すようにしながらいう。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
これ家来の無調法を主人が詫(わぶ)るならば、大地(だいじ)へ両手を突き、重々(じゅう/″\)恐れ入ったと首(こうべ)を地(つち)に叩き着けて詫(わび)をするこそ然(しか)るべきに、何(なん)だ片手に刀の鯉口(こいぐち)を切っていながら詫をする抔(など)とは侍の法にあるまい