“詞(し)” の例文
壁には四幅(しふく)の金花箋(きんかせん)を貼って、その上に詩が題してある。詩体はどうも蘇東坡(そとうば)の四時(しじ)の詞(し)に傚(なら)ったものらしい。書は確かに趙松雪(ちょうしょうせつ)を学んだと思う筆法である。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
孝孺は終(つい)に聚宝門外(しゅうほうもんがい)に磔殺(たくさつ)せられぬ。孝孺慨然(がいぜん)、絶命の詞(し)を為(つく)りて戮に就(つ)く。時に年四十六、詞に曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところでその曲の詞(し)と云うのは、———
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
始めて是れ 乾坤(けんこん) 絶妙の詞(し)ならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)