“詛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のろ88.7%
とこ3.2%
のろひ3.2%
じゅ1.6%
のら1.6%
のろい1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よし、こうなったら、やぶれかぶれ。おれはきさまを詛(のろ)ってやる。金輪際(こんりんざい)まで詛ってやる。今更、この期になってびくつくまいぞ」
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「この竹葉(たかば)の青むがごと、この竹葉の萎(しな)ゆるがごと、青み萎えよ。またこの鹽の盈(み)ち乾(ふ)るがごと、盈ち乾(ひ)よ。またこの石の沈むがごと、沈み臥せ」とかく詛(とこ)ひて、竈(へつひ)の上に置かしめき。
今は貴嬢(あなた)が真正(ほんたう)に貴嬢の一心を以て、永遠の進退を定めなさるべき時機である、——愛の子か、詛(のろひ)の子か——けれど君の姉さんが此際、撰択(せんたく)の道を過(あやま)つ如き
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
口のうちで、祝文(しゅくもん)を唱え、詛(じゅ)を切ること三度(みたび)。なお黙祷やや久しゅうして、神気ようやくあたりにたちこめ、壇上壇下人声なく、天地万象また寂たるものであった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長女が納れられざりしを恥ぢて詛(のら)うたので、今に至るまで天皇命等の御命長くまさゞる也と有る。
詛言に就て (旧字旧仮名) / 南方熊楠(著)
それでその兄が八年もの間、乾(かわ)き萎(しお)れ病(や)み伏(ふ)しました。そこでその兄が、泣(な)き悲しんで願いましたから、その詛(のろい)の物をもとに返しました。そこでその身がもとの通りに安らかになりました。