“親房”の読み方と例文
読み方割合
ちかふさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すわとばかりに正行(まさつら)、正朝(まさとも)、親房(ちかふさ)の面々屹(きっ)と御輿(みこし)を護(まも)って賊軍をにらんだ、その目は血走り憤怒(ふんぬ)の歯噛(はが)み、毛髪ことごとく逆立(さかだ)って見える。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
もしか親房(ちかふさ)卿から今の北畠男爵になる迄の歴とした系図でも出たら、法隆寺の老人も煙草入(たばこいれ)のやうな口を開(あ)けて喜んだに相違ないが、惜しい事をしたものだ。
彼は父の親房(ちかふさ)にはかって、地方政所(まんどころ)ノ執事、評定所所員、侍所の面々、寺社、安堵(あんど)奉行までを加えて、国司の議場で大評議をひらいた。そしてその場ですぐ宣言した。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)