“褶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひだ72.7%
かさね9.1%
しわ9.1%
たた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから二十分ほどしてから選炭場裏の六十度を描く赤土の絶壁の上に来ると、その絶壁の褶(ひだ)の間の暗(くら)がりを、猿のように身軽に辷り降りた。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それは頸部を保護する褶(かさね)と、前方に顔を保護する太い鉄棒のついた厚い綿入れの冑と、磨いた竹の片で腕と肩とを余分に保護した、つっぱった上衣とから成っている。
褶(しわ)くちやになツた大島染の袷を着た、モ一人の男は、両手を枕に、足は海の方へ投げ出して、不作法にも二人の中央(まんなか)に仰向になツて臥て居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
布片は幅が十八インチもあったのだから、モスリンではあるが、縦に褶(たた)むとか、くしゃくしゃにするとかすれば、丈夫な紐になるだろう。