“衝(ぶ)” の例文
広巳は狂人(きちがい)のように室(へや)を飛びだした。飛びだすひょうしに体が障子に衝(ぶ)つかって大きな音をたてた。定七は驚いて広巳をつかまえようとしたが及ばなかった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
笹村が時々ぷりぷりして、深山に衝(ぶ)ッ突(つ)かるようなことはめずらしくもなかった。
黴 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
衝(ぶ)つかつた
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
「どうもこうもありゃしねえ、そこで大変な代物に衝(ぶ)っ突(つ)かったんだい」
狢 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)