“薄(せ)” の例文
この薄暮というのは暮れに薄(せ)まる事、また肉薄というのは人々互に押し合い圧(へ)し合い丁度今日電車に乗り込む時の様に相薄(せ)まる事で、ススキの場合もそれと全く同意味である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
清国敗北の風評頻(しき)りに聞えければ、ハリスはこれを奇貨とし、歩々(ほほ)相薄(せ)まり、遂に安政四年二月に至っては、当時の閣老堀田備中守をして、外国人接待応接の式方を改めこれを優遇せしめ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)