“蔓(ハ)” の例文
道は白々と廣く、夜目には、芝草の蔓(ハ)つて居るのすら見える。當麻路(タギマヂ)である。一降りして又、大降(クダ)りにかゝらうとする處が、中だるみに、やゝ坦(ヒラタ)くなつてゐた。梢の尖つた栢(カヘ)の木の森。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
道は白々と広く、夜目には、芝草の蔓(ハ)つて居るのすら見える。当麻路(タギマヂ)である。一降りして又、大降(クダ)りにかゝらうとする処が、中だるみに、やゝ坦(ヒラタ)くなつてゐた。梢の尖(トガ)つた栢(カヘ)の木の森。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二上山の男嶽(ヲノカミ)女嶽(メノカミ)の間から、急に降(サガ)つて來るのである。難波(ナニハ)から飛鳥(アスカ)の都への古い間道なので、日によつては、晝は相應な人通りがある。道は白々と廣く、夜目には、芝草の蔓(ハ)つて居るのすら見える。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)