“蔑(な)” の例文
畜生、巫山戯(ふざけ)ている。私は……一昨々年——家内をなくしたのでございますが、連(つれ)がそれだったらこういう蔑(な)めた口は利きますまい。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
止まりたる柱時計を巻きながらふと思ふこと天を蔑(な)みせり
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
一切を蔑(な)みせんとせしわが憎み君に及びて破れけるかな
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
地の上に時を蔑(な)みする何物も無きかと歎く草の青めば
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)