“葦(い)” の例文
すでに遣唐使(けんとうし)このかたは、東洋一環の交流もあって、いわば一葦(い)帯水(たいすい)の、遠からぬ大陸であったものの、時運の暗合は、なにか偶然でないものを覚えしめるではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「葦(い)といいます、父は徐城(じょじょう)で醤油を売っておりました。歿くなって三年になります」
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かくて、一葦(い)帯水(たいすい)の梁山泊へ向って、その朝、ただちに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)