“芥溜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごみため75.9%
ごみた10.3%
はきだめ6.9%
ごみだめ6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ち遣(や)った過去は、夢の塵(ちり)をむくむくと掻(か)き分けて、古ぼけた頭を歴史の芥溜(ごみため)から出す。おやと思う間(ま)に、ぬっくと立って歩いて来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私が空っぽの胃を曳(ひ)きずってひょろひょろ街を歩いているうちに、ある家の芥溜(ごみた)めの中に、焦(こ)げついて真黒な飯(めし)が捨ててあるのを見て、そっとそれを口に入れたことを。
「あれ、芥溜(はきだめ)をまた聞くよ。そんな事はあとにして、疾(はや)く困ってくれないと、暗くなる、寒くなる、さあ、こっちへおいで、さあ、」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
漁(あさ)ることいやしく、選ばず、芥溜(ごみだめ)の汚物もいとはず。捨てること惜まず、こだはらず、八百善の料理の粹を選ぶごとくす。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)