“肉匙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フォーク80.0%
フオーク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生はやがて肉刀(ナイフ)と肉匙(フォーク)を中途で置いた。そうして椅子を立ち上がって、書棚の中から黒い表紙の小形の本を出して、そのうちの或頁(あるページ)を朗々と読み始めた。
胃が痛いので肉刀(ナイフ)と肉匙(フォーク)は人並(ひとなみ)に動かしたようなものの、その実(じつ)は肉も野菜も咽喉(のど)の奥へ詰め込んだ姿である。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
食卓(しよくたく)は、人数(にんず)が人数(にんず)だけに、左程大きくはなかつた。部屋の広(ひろ)さに比例して、寧(むし)ろ小(ち)さ過(すぎ)る位であつたが、純白(じゆんぱく)な卓布を、取り集めた花で綴(つゞ)つて、其中(そのなか)に肉刀(ナイフ)と肉匙(フオーク)の色(いろ)が冴(さ)えて輝(かゞや)いた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)