“粗(あ)” の例文
それは河原町の人などには見られぬ線の粗(あ)らさとどぎつさこそあつたが、想像したよりもはるかに老人だつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
この批評家の人格の野鄙(やひ)さ粗(あ)らさ、こせこせした誹謗(ひぼう)と毒舌、思いあがった冷酷な機智、一口にいえばその発散する「検事みたいな悪臭」に、チェーホフは嘔吐(おうと)をもよおしたのである。