“米”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
メートル51.8%
こめ20.2%
よね18.0%
まい5.1%
ごめ1.1%
べい1.1%
メエトル0.7%
アメリカ0.4%
べー0.4%
コメコ0.4%
ヨネ0.4%
リイ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達の寝転んでいる場所から二米(メートル)あまりの地点に、葉のあまりない桜の木があったが、その下に女学生が二人ごろりと横わっていた。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
「ああ。わかった。私(わたし)は、あのくわを造(つく)るときに、米(こめ)や、豆(まめ)が、たくさん実(みの)ってくれるようにとばかり思(おも)っていた。それだからだ。」
おじいさんとくわ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほッと、息をついて、あたりの闇を透(す)かしてみると、ここはいつかの晩、綱倉の窓からお米(よね)の啜(すす)り泣く声をきいた記憶のある掘割岸。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余儀なく、馬籠の町内をはじめ、荒町、峠村では、ごく難渋なものへ施し米(まい)でも始めねばなるまいと言って騒いでいるほどの時だ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
積荷の大豆は二百俵もあるが、帰りの船のことだから、食い米(ごめ)は五斗俵で六俵しかない。
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
帆村の仕事は、米(べい)さんという一人の左官について、一緒に床に特殊の漆喰(しっくい)を塗ることだった。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ブンと風をきり、五十米(メエトル)も海にむかって、突き刺さって行く槍の穂先(ほさ)きが、波に墜(お)ちるとき、キラキラッと陽に眩(くる)めくのが、素晴(すばら)しい。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
米(アメリカ)の南北ともに雲が断続し、黄道赤道に暑熱は高低する。波の高いところに鯨がおどりあがり、船の到達できぬあたりに鳥は住む。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
夫の米(べー)リンスキー(魯国の批評家)が世間唯一意匠ありて存すといわれしも強ちに出放題にもあるまじと思わる。
小説総論 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
カダル孫(マゴ)にも嫁(よめ)にも皆死なれデ、村役場ガラ米(コメコ)だの錢(ジエンコ)だの貰(もら)て、厩(ムマヤ)よりも又(マダ)汚(きたね)エ小舍(コヤコ)サ這入(ハエ)テセ、乞食(ホエド)して暮らす風(ふ)ア眼(マナグ)サ見(メ)デ來るデバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
この家の一人娘のお米(ヨネ)が別して正二郎をもてなし、両親もそれを認めている様子が、一そう彼の旅愁をなぐさめたのである。
米(リイ)のビスケット……………ふふふ……大変(トレー)、旨い(ボン)。
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)